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練馬大根の歴史

練馬といえば大根、大根といえば練馬といわれるほどその名は全国的に知られています。

練馬大根の誕生には、5代将軍綱吉が脚気治療のために尾張から大根の種子を取りよせ、当時の下練馬村において栽培して食したところ、病状が癒えたので
広く栽培を勧めたという説や、篤農又六が工夫を重ねて作り上げたという説などがあります。
練馬で大根の栽培が盛んになった背景としては、土壌が関東ローム層と呼ばれる赤土層で根菜類の育成に最適であったこと、漬物としての干大根の用途にも
目を向けたこと、幕府の青物役所で上納大根は練馬産と地域指定されたことなどがあげられます。

明治期に入り東京の人口の増加に伴い、練馬大根の生産量も一層拡大していきました。中でも沢庵漬は日清・日露戦争の兵たん品として軍納されたこと、
鉄道や船舶などの交通網の発達などにより販路が拡大し、練馬大根の名は全国に知れ渡りました。
その後昭和の初期まで活発に栽培されましたが、昭和8年の大干ばつや、モザイク病(ウィルスにより葉や茎がまだらになり、大根の成長が止まる病気)
の発生などにより、大きな痛手を受けました。
さらに、戦後の食生活の洋風化や、都市化に伴う農地の減少、抜くのにかなりの力を要するなどの理由から、昭和30年頃から栽培が衰退し、その後は
生産量が激減してしまいました。

平成元年、地域ブランド野菜である練馬大根を何とか復活させたいと願う農家、農協と練馬区が連携し、練馬大根育成事業が開始されました。
平成19年度には、練馬区内で17戸の農家が約11,000本の練馬大根を生産し、区では農業祭等での販売や、練馬大根収穫体験事業、沢庵漬の加工・販売
事業などを実施しています。繊維がしっかりして煮崩れしない特徴を生かした煮物やおでん、辛味の効いた大根おろしでも美味しく食べることができます。
沢庵によくあう練馬大根 ■特徴/長さが60〜80cmと長い ■用途/沢庵漬け、煮物、おろし等

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